羽衣伝説モチーフの、伝記物ギャルゲです。
友人にお前なら絶対はまるってめっちゃオススメされたのでプレイしてみました。
あらすじ見る限りは僕の好み全開でしたので。
話しが銀子さんから攻略しないと、ちんぷんかんぷんになってしまうのはちょっと罠でしたね。銀子さんから攻略したほうが話しがわかりやすい。
評価通りシナリオすごくよかったです。
端的に言い表すと妹ゲーで羽衣めちゃくちゃ凄くて万能過ぎますねゲーしたね。しかも実の妹。さくやちゃん可愛いからオールオッケー。
音楽とかもよかったです。しいて言うならSEがちょっとちゃっちいとかあるかな、ってくらいです。
なんか「ウィンウィン」いってるなと思ったらセミの声のSEでしたか!みたいなことがあったり。
こんなの気にする人少ないと思いますが。笑
今思ったけどPSPが悪いのかもですし。古いの使っているから・・・
一番イライラさせられたのがスキップの遅さですかね。
演出部分は早くなっていないせいなのかな・・・
↑のようにスキップの所を輪ゴムで縛って放置する方法をとり勝利。
上記の攻略サイトの順番どおりに翔子ちゃんから攻略してしまったので、初めぜんぜん話についていけなかった・・・
↑この立ち絵めっちゃかわいい。
翔子ちゃん攻略対象とは思わなかったな。
てっきりよくいるマスコット的な妹キャラかと思った。(アマガミのミヤ的なね。)
ロリ枠ってのはどのギャルゲにもいるけど、幼すぎませんかね~が僕の正直な感想。
あと、翔子ちゃんから攻略したから全然話についていけなかった。
この段階では
・御奈神村には呪いの石が落ちていて、青い石と赤い石があります。
・翔子ちゃんにだけ赤い石を見つけることができる。
・翔子ちゃんは赤い石を食べて体内に取り込む(食べちゃう)。
・翔子ちゃんには水の蛇、「蛟」を操ることができる。さらには青い石を取り込んだ動物たちを従えることができます。
といったことがわかり、最後は別の人格が翔子ちゃんと混ざり、
従えた動物は主人公の孝介を襲いそうな雰囲気だったので、孝介はいったん身を引き、あとから翔子ちゃんを探します。っていうラストで終わっちゃうのですよね~
呪いの石って何~
何で翔子ちゃんは赤い石を見つけれるの~?
とか思ってました。
次に佐智子ちゃんルート
最初は翔子ちゃんをいじめる一派で、いやなやつキャラなのかと思いきや、一転。
昔は仲がよくて、急に暗くなった翔子ちゃんが理由を教えてくれないからいじけていただけで、基本翔子ちゃんのことを大事に思っているいい子でした。
そして、親が遠くに住んでいるから心配させないために自分の身を大切にしようと決意して、蛟を追いかけるのをやめるという普通にいい話。
このエピソードでも、佐智子ちゃんと孝介の年の差の離れ具合が問題になっていましたが、最後は我慢して時がたって佐智子ちゃんは大きくなりハッピーエンドでした。
何も超常現象関係ない良い話で終わった~
里美さんルート
6歳上で、孝介が大学生なので、24~28才のお姉さん。(貧乳を気にしている。)
幼いころの世話を妬いてくれたお姉さんが時を超えて恋人に・・・夢がある。
ある種のオネショタみたいな感じありましたね。
少年時代の孝介が母親の葬式で自身喪失している時に、リボンをあげてそれが孝介の励ましになっていたエピソードが、過去にも大事な繋がりがあったということが実感できてほっこりでした。
さくやルート
実の妹まで攻略ですよ~
禁忌な関係です。
本編でも語られてましたが、最近はアニメやゲームでよく見られますが、現実はそこまで甘くないってことは言ってました。(ゲームだけどね。)
妹との恋愛しちゃうゲームではダカーポを思い出しますが、あれは実際は義理の妹でしたしね~
孝介とさくやは仲の良い距離の近い兄弟として書かれてますが、
関係を皐月さんに言うのか言わないかでルートが分かれますが、言わなかってもさくやと二人だけの愛の世界(死語)を作り上げるだけですし、言ったらいったで、周りが認めるまで幸せを見せ付けるみたいですし、さすがゲーム!なんだかんだハッピーエンド!
いろはがさらっと順応しちゃうあたりが幼馴染ゆえに二人をちゃんとわかっている感が出ていてよかったです。
銀子さんルート
たぶんシンセミアで一番好きなキャラ~
美人でナイスバディな綺麗なお姉さんなのに性格は子どもっぽいって最強過ぎませんか?
声優さんの声質もばっちりです。
甘ったるくて、ビジュアルとのアンバランスさが凄く良い味を出していました。
ギャップとかに弱い人はイチコロですよ。(僕はイチコロでした。)
しかも、天界人っていう設定で、一般の人と寿命も違うので、人と関わりすぎると一人になった時に辛くなるからという理由で、山に帰っちゃったりしちゃう難しい課題を抱えてます。
人外物の話しでよく見る設定ですけど、やっぱり一緒に暮らすとかの話しになれば避けられない重たい話しですよね。
個人的には狼と香辛料を思い出しちゃいます。
あれも、「楽しさは磨耗してしまう。」
みたいなセリフがありましたけど(うろ覚え) 、寿命が違う生物同士の悲劇ですよね(;ω;)
話しの流れ的には、孝介が死んでも子孫がフォローしてくれるみたいな流れでしたけど、その子孫も早く死んでいくわけで・・・
その先を考えてしまうような人間なので、ラストの優しい家庭を築いている銀子さん孝介に涙いいっすか?
いろは
幼馴染キャラ。
割と男勝りといいますかサバサバした性格なのに、ちょこちょことロマンチックな乙女なとこあるのギャップで良い。
両親が羽衣伝説を調べるために山に入って帰ってこなくなっているとの話しが、案の定フラグでしたよね。
怪物になっていて、それでも主人公たちを助けてくれる。
確かにわかりやすい伏線でしたが、それでもシナリオがしっかりしているので、普通に感動です。
父親(いろはの)の日記に母親(いろはの)が怪物になっていく過程が細かく書かれてました。その描写もすごく細かく書かれていてちょっと怖かったですね。
特に最後に主人公に殺して欲しいと頼み、止めを差すシーンには感動。
朱音さん
年上のお姉さんキャラですね。
このルートでびびったのが、出会って数週間なのにさらっと抱きついていける主人公のイケメン力。
話しの流れとしては、待ち合わせにかなり遅れてきた朱音さんを心配して抱きついちゃうのですが、これはゲームの主人公しか無理だ~っとPSPをベッドに投げ捨ててしまいましたよ。
このルートも佐智子ちゃんと同じく超常的なものは無く、遠距離恋愛の難しさや葛藤などをテーマなストーリーでした。
ビジュアルも個人的に好きなので攻略できるのはうれしい。
設定集にいろはの没デザインが朱音さんになったって書いていましたが、おかげ様で巫女さんが二人でうれしみ。
フラグメントにて呪いのことや皆上家の謎が一気に解けていくのが爽快でした。
まさか子孫の顔が酷似しているのにも羽衣が関係していたなんてね。
↓ここの設定にすっごい感激した。よくできてる。
つまり主人公は、↑のあの人の情報から生まれた存在。
だから特別な存在と考えるとなにか来るものがありました。
あと、山童の出来た経緯とかも羽衣で説明できててよくできてる。
難しくって3週くらいしましたわ。
まとめると羽衣すごい!!超未来的テクノロジー過ぎる。
そしてラストのシンセミアルート。
さくやは自分の恋心が殻に刻まれたもの、この思いは借り物なのだと苦悩しますが主人公の愛の言葉により踏みとどまり、石を壊してもらいます。
このとき、主人公は羽衣の力があるとはいえサンシ(内臓を食い破る小さい虫)にやられながらだからエグイ。
最後に死にそうになりながらも羽衣を還すシーン。
還さなかったら傷も治るし危ない橋を渡らずに済むのに。
主人公の人間の出来ていること。出来ていること。
エピローグのこのシーンですが・・・
これは、もう故郷は崩壊しちゃってるってことなのかな?
そう考えると切ない。
全部終わった後に100%おめでとうがあるのすごいうれしい。
すごく長かった分達成感はんぱなかった。
そして、いろはの服えっちぃ。
まとめると、システム面の不満や、さくや、銀子、いろは、翔子以外のルートはとってつけたようなシナリオだったというのは、確かに感じましたが、それを補えるだけのシナリオの完成度。
フラグメントの呪いの始まりのシーンは何度見ても泣ける切ない話しですし、ちょっと時間を置いてまたプレイしてみようと思います。
あと、シンセミアの舞台が気になる。
遊びに行きたい。