アラキタウン

黒歴史や生き恥を切り売り

夏の終わりのニルヴァーナ 感想

マジで良かったよ。

久しぶりにプレイして良かったと思えるゲームでした。

最後の畳み掛けがすごかった。

 

 

 

設定面白い。

死後の世界で、主人公は閻魔大王の息子。

閻魔大王がその人の人生がわかるように、主人公には嘘を読めたり記憶をちらっと読んだりする能力があって、その能直を使い、

彼岸に来てしまった少女4人一緒に学園生活を送りながら、罪を裁くという不思議な世界観をもったハーレムものでした。

 

4人の女の子は記憶がぼんやりとしていて、現世と同じの風景だけど、人だけがいなくなった町で暮らすという設定はすごい凝っているなと思いました。

罪を裁くために彼女達のことを知らなければならないので、仲良くなっていく。良い展開です。

 

あと目を引く点としては、何と言っても乳袋ですかね。

この制服の構造はおかしい。

 

 

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しょっぱなで吹いたのは、千手観音が女で、教師役になるところですかね。

さすが、何でも萌えキャラになっちゃう業界です・・・

 

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文章で時々出てくる記号がかわいい。あざとい。

なんというか、ラノベを読んでる感覚です。

 

そして、演出もかっこいいのですよ。

記憶がカルマに流れてくる時の演出とかかっこいい。

ただ、文章読ませるだけじゃないのですよ。

 

bgmがクラシック?のアレンジしたものが多かったのも印象深いですね。

新世界よりのアレンジがよりしっとりしたものになっていたり。

天国と地獄がシンセ音によって、より騒がしい感じになったり。

 

ここからネタバレありです。

 あと、後で思い出せるように印象に残ったエピソードをぼんやりと書いていきます。

 

ミオンちゃん。

自殺したがりのおとなしい女の子ですね。

メンヘラ感ぱねぇ

のちのち、 自分のせいで父親と母親が死んだりしていたということを思い出すのですが、そんなこともあれば自分を呪いたくなりますよね。

 擬音を自分で発しちゃうの超可愛い。

 たまに入るデフォルト絵が超可愛いのですよ。

世界の果てみたいなところの崖で腕を掴みながらのクライマックスで両親の記憶を思い出し、ミオンの両親の思いを思い出しての、ミオンの自身の心から出てきた「生きたい!」の言葉が出てきた良い話でした。

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こういう展開漫画でよく見るけど、ついついこう思っちゃうのです。

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 ナユ

元気いっぱいの良い子キャラ

このゲーム伏線がわかりやすいのですよね。

すぐ息切れ起こしていたので、それが伏線なのかなと思っていましたが、案の定でした。

生前は病弱でほとんどをベッドの上で過ごしていたという話しで、すぐ死にたがるミオンにキレてビンタしたシーンがすごく印象的ですね。

元気な体持ってるくせに死にたがりやがって~って思うでしょうからね。f:id:alakialaca:20161213220004j:plain

 

 

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生き返っても寿命はそんなに残ってない。

苦しい日々が待っているけど、生き返ってありがとうを言うと戻るのです。

ナユちゃんはえらい子です。

 

そして、クリアすると違う世界線?っていうのか、カルマと一緒に修行してあの世に残る選択肢をしたらのストーリーが見れるようになるのですが、それが幸せエピソードすぎて・・・

ただ修行中にいちゃいちゃしてるのは修行と言えるのだろうか・・・

 

レイア&ノノ

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ノノが犬だというのはもちろんのこと、レイアが飼っていた犬だったのだろうなというのはすごくわかりやすかったでが、盲導犬としてレイアに飼われていたというのが読めなかった。

急に目が見えなくなるんだもの。予想外。

あと、レイアの業の力強すぎでした。

気に食わない相手をパラレルワールドに送っちゃい、存在を消してしまうとは。

 

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気に入らないからと言って目を閉じてしまったら、いいところも目に入らないというワードが頭に残ってます。

 

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レイアは彼岸では体が生きていて、生き返ることが出来るのですが、ノノの体はもう死んでいるのですよ。

なので、本編ではお別れになってしまうとこにはぐっと来ました。

レイアルートが一番ぐっときた気がします。

ペットが死んじゃう話しに弱いのですよ~

 

ノノが死んじゃうシーンの、脳梗塞かなにかで倒れたレイアを助けるためにノノが助けを求めて走り、車に引かれてしまうのですが、

盲導犬は飼い主から離れてはダメだから盲導犬失格”だけれど”ご主人様が助かってよかった”のシーンにはお酒飲みながらプレイしたせいで、涙ぽろぽろ。

犬大好きだから辛い。

 

クオン

 

久遠ルートマジで良かった。

一気に引きこまれていった。

ラストでいきなり引きこまれて、プレイが止まらなくなるのは「夜明け前より瑠璃色な」以来ですね。

 

1200年前の記憶を取り戻すカルマですが、そこでミオンやレイア、ノノ、ナユの前世?的な人と過ごすのですが、

そこでの暮らしのほのぼの感がすごく癒やしでした。

貴族と平民の心の通わせる過程や、カルマが少年の時から少しずつ久遠に心惹かれていく過程がゆっくりと書かれていて、一気に引きこまれましたね。

 

少年カルマが下界に降りてきた時に、久遠の母の形見の櫛を壊してしまったので、櫛を作ってプレゼントするのです。

そして、青年になったカルマがまた下界に降りて久遠に合った時、その時プレゼントした櫛を使っているのですから、こんなんもう好きやんけっ!

 

母の形見の壊れた櫛から、帝の娘だということがバレて、伊予(レイアの前世?的な人)が確実に帝の後を継げるように、久遠の命が狙われるのですが、そこで次々と死んでいく仲間に絶望でした。

 

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特に寧子(ノノの前世的なやつ)が首チョンパされるところの絶望感半端無かった。

あと、ミオンの前世的な人が命を狙う人の味方について、伊予を見殺しにしたり、カルマを足止めしたりしているところにイライラでした。

お前が戦犯やんけ!

 

そして、本筋はここからなのですよね。

カルマが久遠を矢からかばって助けた時に、久遠はカルマの血を飲んで理(ことわり)から外れた存在になるのですよね。

 

ここらへんで、「そうやって終わらせに来たか〜」って我に返った。

 

ここらへんは少しややこしいので図で説明すると、

 

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ただカルマの能力?これは剣の力で、カルマと久遠の縁以外を全て切って二人だけで永遠に暮らしていくことを選び終わり。

そんなことができたんかい!

でも、久遠消えなくて本当に良かった。

ハッピーエンドは素晴らしい〜。フィクションだからこそ。

 

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いや〜 とても面白い設定でした。

プレイ終了時の充実感すごかった。