アラキタウン

黒歴史や生き恥を切り売り

かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄 プレイした感想をさらっと。

評判が悪いという前情報があったので、覚悟していたのですが、めっちゃ面白くて良い意味で裏切られました

 

一番大事なミステリーのルートのわらべ唄篇は、ちゃんと恐怖感のある不気味な世界観作りあげており、個人的に空気感だけなら、初代のかまいたちの夜より、おどろおどろしさを感じました。

 

陰陽篇、底蟲篇など緻密で壮大なシナリオがすごく印象的で、初代かまいたちの夜と比べると、本当に同じ世界観なのか?って思ってしまうくらいです。

 

ただ評判が悪い理由も少しわかります。

とんでもSFストーリー過ぎるルートが多いという点ですね。

 

こういうストーリーは個人的にはとても好きなので楽しめましたが、ミステリーを期待して買った方からしたら、ガッカリでしょうね。

あと、登場人物が良いですね。

みんなキャラが立っているので、感情移入しやすいです。

初代かまいたちの夜に思い入れのある方は多いでしょうしね。

 

陰陽篇、底蟲篇がボリュームたっぷりなため、黒いしおりのエンディングの印象が薄いのですよね。

とりあえず、印象深いルートの感想をさらりと書いておきます。

 

 

わらべ唄篇

 

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トリックも初代と比べるとかなりスケール大きいものでびっくりでした。

まさか、館が水没して逃走ルートができるとは。


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これに関しては、ちゃんと推理をしたい人からは良く思われなさそう。こんなのわからないですよ。

なんとなく名探偵コナンの霧天狗伝説殺人事件を思いだしました。

類似点は水を使った壮大なトリックってところだけですけどね。

 

わらべ唄を模倣した殺人は実は偶然で、間違って殺した人がたまたまわらべ唄のシチュエーションを作り上げてしまったってのは、流石に乾いた笑いが出ました。


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今日子さんが、島に来なかったのが伏線になってたのはちょっとわからなかったですね。

香山さんの奥さんもいなくなっていたので、何も気にしなかった。


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召し使いの婆さんが、今日子さんの変装姿というのは、わからないですね。

どこでそんな高等な変装技術を身に付けたのでしょう。

 


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みどりさんが今日子さんの娘を轢き逃げした犯人なのは、後付けが過ぎるとは感じましたが、描写が良いため普通に悲しい話として仕上がってるのが流石。

 

陰陽篇

ホラー展開のルートです。

 
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死に方のバリエーション良く思い付きますよね。呪い的な死に方はなんでもあり過ぎて、次はどんな死に方でくるのかが楽しみ。

 

インパクトとしては、啓子がベッドのバネが首に食い込んで死ぬのと、窓で俊男が半分にされるのが印象的ですね。

 

殺された人達がゾンビの群れとなり襲ってくるシーンはなかなか面白かったです。

 

しかし、呪い的な力で殺せるのなら、部屋に籠る透達を、わざわざゾンビで襲わなくても良いのでは。

 

結局透以外皆死んでしまったので、これで終了でいいのか?って思ってしまった。

ヒロインまで死んでしまうラストが正当なエンディングって辛みある。

 

底蟲篇

これもスケール大きかったですね。

更に現実感のなくなったSFストーリーでした。

ミステリーを期待して買った人は絶対ガッカリしただろうと思いつつ、個人的にはこのエピソードが一番好きでした。

 

島に生えてる虫の実を食べてしまった小林さんと香山さんが、スクナビコナ(ゾンビ)になる時の絶望感など素晴らしかった。

というか、そこら辺に生えている謎の実をよく口に入れたりできるな

 
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スクナビコナによる世界征服(全世界ゾンビ化計画)と、それを防ぐ土蜘蛛達の闘いに巻き込まれて皆死んでいく図は少しだけ切なかった。

 

土蜘蛛は一応世界を救う側にいて、スクナビコナを倒すけど、人間は卵産み付けて仲間を増やすためのモノとして、殺されるの怖い。

 

特にみどりさんの死に方が悲しい。

ピンチで現れたから、何をしてくれるのかと期待したら、ただ土蜘蛛の苗床となっていただけ。。。

 

このルートではキヨさんが八百比丘尼としてスクナビコナを従えてて、世界を滅ぼす裏ボスの役回りでしたが。こういう、謎の召し使いのお婆さんって何の役にもなれて使い勝手良さそう。

 

このルートの香山さんがメチャクチャかっこいい。

 

土蜘蛛を殺し回る香山さん

キヨさんを止める香山さん

夢を託す香山さん

 

ラストで真理がスクナビコナになってしまうのが救われないし、虫の実を口に含むなど、フラグはあったけど、突然過ぎてビビりました。

 

サイキック篇

 
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このルートでは超能力を得た副作用によって少女から婆さんになってしまった設定のキヨさんがいて、キヨさんがどの世界線でも大活躍しているのが本当に面白い。

 

実際問題無理矢理老化させられたりしたら、殺したいと思うほど憎むでしょうね。

 

蓋を開けると透の俺強展開で、意外と熱い描写でした。

実は透も超能力者で、透も超能力を得る副作用で急成長させられた設定がめちゃめちゃ納得できて、笑った。
思考回路が幼いからって。

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これもラストが真理以外全滅という、報われなさ過ぎな終わり方で切ない。

こういう、バットエンドが当時流行ってたりでもしたのだろうか?って考えてしまうほどです。

 

 官能篇

いわゆるすこしエッチなシナリオ。

みどりさんのケツ振りしか覚えてないです。

これに集約されてる。

 

洞窟探検篇

謎解きが新鮮で面白かったけど、ハルマゲドンの謎が自力で解けなかった。

ミニゲーム集って感じでした

 

 

まとめ

ノベルスとしては普通に面白かったです。