アラキタウン

黒歴史や生き恥を切り売り

キレたら勝ちだと思ってる大人になるなよ!

キレたら勝ちだと思ってる大人にはなるなよ!

 

この台詞は、高校生の時の同級生が教師に向かって言った言葉で、何故かとてもよく覚えている言葉だ。

 

その教師は新任で、まだ大学生気分がまだちょっと残っているチャラい感じの人だった。

そういった風貌なので、学生からはどっちかというと友達のような感覚で慕われていた。

授業中、たまに大学生時代のエピソードを聞かされて、どん引きしたりした。

 

深夜に小学校のプールに忍び込んだらパトカーが来て、焦って有刺鉄線を駆け上がり血だらけで逃げた。みたいな話が彼のベストオブどん引きエピソードだと思う。

 

あとは、面白い格好をして友達に会おうとして、男性器にトイレットペーパーの芯を着けて会ったとかの話も面白かったな。

 

そういう学生のノリが通じる先生だから、学生たちに愛され、すごく仲良くなった。

しかしながら、仲良くなり過ぎた結果、学生達に舐められるようになってしまった。

 

初めは温厚に注意していたが、次第に授業中にも関わらず舐めた口を利く学生達に対して、つっけんどんな態度を取るようになり、次第に怒鳴りつけるようにもなった。

 

そういう行動が目立ってきたときにクラスメイトがこの言葉を発した。

キレたら勝ちだと思ってる大人にはなるなよ!お前にはそんな奴になって欲しくない!

そのクラスメイトにとっては面白いだろうと思って言った何気ない言葉だろうと思うが、教師がハッとした表情をしてたのがすごく印象に残っている。

その日の授業はその言葉の後、言動が柔和された。

その日以降も、舐められないように学生と壁を作ろうとしているのを感じたが、声を荒げることはほぼなかったと思う。

 

キレたら勝ちだと思ってる大人にはなるなよ!

なんとなく覚えてる言葉だが、感情的になりそうな時頭に浮かんでくる。ある意味僕を支えてくれてる言葉の一つです。なんか好き。

 

 

「キレる」はこころのSOS -発達障害の二次障害の理解から-

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  • 作者:原田 謙
  • 発売日: 2019/05/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)