すさまじくめぐみん回でした。
あとがきでも作者がめぐみんがめぐみんしてましたって書いてあるぐらいです。
今までと違って、後半が少々シリアスな展開でした。今までが軽すぎるくらい軽かったので、そのギャップがよかったです。
プロローグからして、約束されためぐみん回でした。
「ある人に、爆裂魔法を覚えたことをちゃんと報告できたら教えてあげます」
初めの方は、バインドで縛り上げたダクネスと物置に隠れたり、トイレに行かせたりと、ラノベっぽい感じの、狙ってやってもそんなエッチな状況作れないよ!!みたいな話しと。ダクネス、アクア組みとゴブリンの討伐数勝負をしたりと、いつものほのぼのストーリーがとてもほのぼのしてて安心して読めるのですよね。
カズマの要領の良さで、上級職である二人よりもゴブリンを倒していくところとかこのすばの見所ですよね。
方法は二人がゴブリンを引きつけている間に狙撃して倒すという卑怯なやり方でしたけど。
いつもと違うところは、めぐみんが一歩引いたところで見てるところですかね、正妻の余裕というのですか。
縛られたダクネスをトイレに行かせる場面をめぐみん達に見られて出た言葉が
長い付き合いですし、今更そんな状態でも誤解なんてしませんよ
ですからね~
邪神ウォルバクを倒しにいくところで野盗に襲われて、その盗賊を珍しがるっていうエピソードがありましたが、確かにモンスターの住む山や森に住んで生きていけるくらいなら、純粋に冒険者をやったほうがいいですよね。
このエピソードは割りと目からウロコだったです。
そして、混浴温泉の中でカズマとウォルバクがでまた出会うわけですが、(4巻以来ですかね。)そこで、ウォルバクが自分の半身の猫がカズマのお家でお世話になっているちょむすけと同一ではないかと疑うわけですが、生まれたてのひよこに追い掛けられ逃げている話しを聞いて、違うと判断してしまったりと。いろいろ惜しいですよね。
このこんがらがった関係が、この巻の良さだったと思うのですが、
「私もあなたの事を他人のように思えないのよね。」
「もしかするとあなたは知らない間に、私の片割れにどこかで会って世話をしてくれたことが
あるのかもね」
この会話が後の闘いでの苦しみに繋がる布石だったなと。
砦に爆裂魔法とテレポートを繰り返してくるウォルバクに対抗して、めぐみん、ゆんゆんも同じことをするのには笑いました。
いやらしすぎる。
そして、ウォルバクの爆裂魔法で壊されたところは、補修隊長となったアクアが直してしまうという万全大勢な。
そして作業着姿のアクアのかわいさよ。
アニメ1話を思い出しました。
砦のトラップのボタンをアクアが押したくなると言っていた場面で、そういえばweb版は最後のボス戦のダンジョンでトラップのボタン押してショートカットしていたことを思い出しました。
そして、劣化ダイナマイトを喰らって弱ったウォルバクはめぐみんの爆裂魔法で消えてしまうのですが、
そのときに
「酷く力を失ったから、このままだとやがて自分の半身にとりこまれちゃうのよ。」
って言ってましたので、これは消えたわけではなくて、ちょむすけにとりこまれたウォルバクが蘇るフラグだと予想。
そして、爆裂魔法を教えてくれた恩師を倒して弱っためぐみんが、カズマのベッドにもぐりこみ、カズマに告白とかしちゃうわけですが、にやにややばかったです。
用はカズマの全部が好きなんだと、まさに理想の告白。
あそこで手を出さないカズマさん紳士すぎ~
そして、大きくなっているちょむすけや、アイリスからの手紙が来て終わるのですが、続きが楽しみです。
今回は後半のシリアスな部分が、作者さんがいろいろ挑戦しているなと感じました。
この巻のめぐみんは超かわいいかったです。