なんとなく借りて見たやつでしたが、大当たりでした。
スパイと言えばスタイリッシュなヤツが華やかに敵を倒し、時には誘惑し、ヒロインは実は二重スパイでした~みたいなことがあり、最後は主人公スパイへの愛で、味方側につくみたいなイメージがありましたが、そういったのを覆してくれる笑える作品でした。
なんたって主人公が40歳独身の太ったオバサンですもの。
話の流れとしては、サポートとしては優秀なオバサンのスーザン・クーパーが、サポートをしていたパートナーの同僚の敵討ちに立ち上がるといったものです。
主人公はそのパートナーが好きなのですが、そのパートナーは気づかずコロコロしちゃう感じは罪作りだな~と、これはいけませんな~っと思いつつも、おばちゃんですしね~で流せてしまうのが悲しみです。
冴えない主人公が強くなっていくみたいな、古き良き少年マンガみたいなのが好きな人には受けるかも。
いや、でも努力シーンとかないし、実は最初っから強いのですよね。
実は俺強系。
ギャグ要素が強いので、なんでもありに思えます。
なんと言いますか、何が起きても許される感あります。
いくら太っているとはいえ、体重=パワーとは言え女性が男を次々と倒して行くのは無理があるけど、ギャグ補正でなんでもありです。
だからこそアクションシーンが本当にスカッとします。
ここからネタバレしていきますね。
- アクションがかっこいいし笑える
一番最初の写真を撮ったテロリストを倒したところの高いところから突き落とした後にゲロを吐いてナイフを落として敵に刺さるところがめっちゃ笑いました。
個人的には長髪の女との厨房での戦いが凄く好きです。
フランスパンで殴った音の痛そうなSEや、主人公が鉈を持った時の似合いっぷりが好きです、
フライパンで敵のナイフを躱すところにジャッキー映画感を感じました。
ナイフが敵の手に突き刺さっているシーンは痛そうでよくできていると感じました。
死んだパートナーだった人が、敵側に寝返って出てきたときの絶望感すごかった。
実は寝返ってなかったと知ったときは心底ほっとしました。
おばちゃんがここまでやっておきながら、無駄でしたは悲しすぎる。。。
サブキャラが本当にいい味をだしてる。
リックフォードとアルドの残念さがいい味でした。
たぶん戦場を引っ掻き回しただけで、何もしていないはずなのですが、存在感があるのは面白すぎ。
アルドのセクハラのさらっと感も素敵。
もう自然とおしりやらおっぱいやらを触りすぎて、それ見るだけで笑える。
あと言い回し。
頑張ってる主人公の姿を見て、「自分のエッチ動画を見てるみたい」とか何を食べてればそんな言葉を思いつくんだよって思います。
あとはラストシーンにはなんでやねんって言わされました。
なんでリックフォードと寝てるの!!
最後までツッコミが追い付かないはちゃめちゃな作品でした。
良い。
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