少し前にサイコパスな主人公が恫喝して回り、事件を解き明かすクソゲーとして、まとめられていたのを見たことのあるゲームだったので、中古で安く売られているのを見て、吸い込まれるように購入してしまいました。
始まりかたの雰囲気がすごく良かった。
15年の時を経て、昔のペンフレンドを探しに行くなんて、とてもロマンス溢れてる。
そして、消印の無い手紙も「人を殺した」という文章の中身も、とても引き付けられる入り方だった。
話の展開とかかなり好きな感じでした。
まとめでは、島根がこのクソゲーにレイプされたーみたいなこと書かれていますが、僕はこのゲームをプレイすることによって島根をたくさん知ることができましたし、普通に遊びに行きたくなりました。
確かに主人公の言動行動は頭おかしいと思えるところはありますが、島根の良い紹介にはなっていたと思います。
それにしても主人公の鬼畜さは酷かった。
ハゲを気にしている人からカツラを奪うなんて・・・
コマンドの選択が結局1つしか選べないのが微妙
過去に送った手紙の文章を選んでルートが変わるのも面白い試みだった。
ただ、それでしかルートが変わらないのが、残念だった。
「調べる」とか「聞く」とか「所持品」とか、せっかくたくさんコマンドがあるのだから、これで分岐させたらよかったのに。
考えるのがめんどくさかったのかなぁ。
結局のところ、それらのコマンドの種類があるだけで、結局選ぶ選択肢は一つと決められていて、しらみつぶしてコマンドを選択するだけなのが、すごくもったいないと感じた。
せめて好感度とかに繋げればよかったのに。
8章をスキップ出来ないのが謎
前述の通り、正解のコマンドは1つしかないので、ルート決定のフラグは章の始まり
の手紙の返信の文の選択により、一番最後の章の展開が変わるだけです。
つまり、共通の展開の8章をスキップできないのが本当に意味不明。
しかも、そこそこ長くて、20分くらい消費するのが本当にイライラした。
エンディングが5つあるから最低でも5回見なきゃいけないのですよね・・・
シナリオのぼんやりとした感想
本当に昔の手紙の文章から、クラスメイトを一人一人探っていく展開は面白かった。
田中とチビが糞過ぎ。
サルはイイヤツだったよ。サルは本当に憎めない。
姫の森ルートがサスペンス感あって好き。
完璧超人の亜弥が実はサイコパスとか、栞と亜弥が姉妹とか、新事実が続々と出てきて、亜弥に完全に乗っ取られるシーンなど熱い。
マックスの生活が栞にかきみだされる最後を見てみたかった。
政府の陰謀は突拍子が無さすぎて冷めました。
呪いの手紙ルートも無理矢理終わらせてる感あってちょっと残念。
縁結びルートの終わり方だけがちゃんと力入れてると感じました。
結局のところ、昔に栞を追い詰めてしまったその事実を掘り起こされて、今の幸せに影響を及ぼしたくなかったっていう理由なのは、クラスメイト達は自分勝手だし、栞が可哀相だった。
あとラスト結婚してたけど、この主人公と結婚して、大丈夫なのか・・・
マックスモードでプロポーズしたのかと考えると笑える。
まとめ
絵は綺麗だし、シナリオの展開の仕方とか普通に面白かったから、主人公のサイコパス性とシステム面をもっと詰めていたら、クソゲーとしてまとめられず、高評価のゲームになったのでは、それだけの伸びしろはあったように感じました。
クソゲーとしてまとめられていたから、僕はこのゲームを知った訳ですし、主人公のサイコパス性はそれはそれで面白いのですけど。
ヤマタノオロチが食べてみたいです。
最後に一番お気に入りのシーンを