笑える小説が読みたいと思い、検索して出てきたのがこの本でした。
笑えるかと言われたら全然笑えはしなかった。
けれど、めちゃくちゃ面白くはありました。
登場人物が狂い過ぎてて先が全く読めず、ぶっ飛びすぎた行動ばかりで少し引きつつも面白いから読み進めるといった感じでした。
なんていうか、中学生の時にクラスにいた浮いた存在のちょっとずれてる子が今何してるか知らないけど、この本の主人公の二人みたいな生活を送っているのではないかと考えたりしました。
どんな思考してたらこんな行動、心理になったりするのかな?ってずっと思いながら読み進めた。控えめに言っても頭おかしい。
あとは名言のオンパレードなのも、面白く読み進められた理由の一つですね。
個人的に好きなのは、"おっぱいになりたい"の表現。
名言でいっぱいだった。
— alaki paca/荒木パカ @作曲アルパカ (@arabiiiiiiiiiii) October 31, 2019
>朝起きたら虫になってたザムザみたいに、わたしも目が覚めたらでかいおっぱいになっていたい。神様。
>わたしは自分をでっかいおっぱいだと思い込みたいのに、まだ脳味噌とか感情とかが邪魔だった。
"あの子の考えることは変 "著者: 本谷有希子 https://t.co/pOGmlMxVkR pic.twitter.com/oAoyeZ22hw
本当に何を食べて何を思って生きていればこんなに面白いユニークな言葉が出てくるのかと思いました。ずっと関心させられっぱなし。
セフレの彼女を別れさせるために、太らせて変な髪型にして、さらには、夜驚症で鳴いてるところを動画で撮って喜んだり。
ホームレスをレイプする衝動を押さえるのに必死になったり、
全てダイオキシンのせいにして、
煙突をチンコのメタファー、自分を精子のメタファーとして、外に飛び出ようとしてたり、
印象に残っている箇所を抜き出したけど、もう意味がわからないよね。
まとめ
個人の感想としてはドン引きで笑えはしなかったけど、表現、展開がまったく予想できず、面白くてあっという間に読み終わった。
不思議な感覚になれた作品だった。とりあえず読んでよかった。